バカン(東京都千代田区)は、同社が開発したリアルタイム空き情報配信サービス「VACAN」(バカン)を福岡市営駐輪場(天神地区)3カ所に提供し、混雑情報の配信の試行を2020年9月11日に開始した。駐輪場利用者はスマートフォンを使い、マップ上で混雑状況を確認できる。
また同社は、東京都が主催する「スタートアップ実証実験促進事業」に採択され、オフィスや商業施設のトイレに機器を設置し、AI(人工知能)で解析して混雑情報のほか、個室内の壁面に設置したタブレットに動画広告を表示する実証実験を開始した。2020年9月初旬に第1段階の実証実験に着手し、同年12月の第2段階を経て、2021年3月下旬の最終報告会で成果を発表する。なお同社は、2020年6月に東京建物と実証実験を行っている(住宅新報本紙7月14日号参照)。