東急不動産は、日本酒造「キンシ正宗」の販売所として使われていた伝統ある京町家を改修しロビー・ラウンジに用いたホテル「nol kyoto sanjo(ノル キョウト サンジョウ)」(京都市中京区堺町通姉小路下る大阪材木町700 番)を11月1日から開業する。運営は東急リゾーツ&ステイが行う。ウェブサイトのオープンと予約受付はすでに開始済み。
同ホテルは京都市の中心街で京都市営地下鉄烏丸線・東西線の烏丸御池駅徒歩5分の立地。木造および鉄筋コンクリート造で地上5階、客室数は48室(3タイプ/2名1室利用時2万6000~4万4000円、シーズン変動あり)。ウェルカムドリンクとしてキンシ正宗の日本酒も味わえる。
デザインコンセプトは「Kyoto Vintage」。情緒のある「町家ラウンジ」、木の香りが感じられるヒバの浴槽などが特徴。各客室に電子レンジや洗濯乾燥機、標準客室にはミニキッチンを設け、「自分らしく、普段通りに、その地域を楽しめる」ホテルを目指した。
ホテル名の「nol」は、naturally、ordinarily、locallyの頭文字で、それぞれ「自分らしく、自然体で」、「普段通り、暮らす様に過ごし」、「その土地の日常に触れる」の意味合いを持つ。
同社グループは、京都市内で中長期滞在型ホテル「東急ステイ」2施設、会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」1施設を展開している。今回の新しいホテルを加え、より幅広いニーズに応える。京文化を国内外へ発信し、文化振興と京都の持続可能な観光業促進の一助となることも目指す。
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