不動産適正取引推進機構は12月2日、20年度の宅地建物取引士資格試験(10月実施分)の実施結果概要を発表した。それによると、合格者は2万9728人(男性1万9170人、女性1万558人)で、合格率は17.6%だった。登録講習修了者の合格率は19.6%。
合否判定は、38問以上正解(登録講習修了者は45問中33問以上)を基準としており、18年度の37点を上回る過去最高の基準点となった。また、問42については、選択肢1または4のいずれも正解とする措置をとった。
今年度の宅建試験(10月実施分)は10月18日に行われ、受験者は16万8989人(男性11万4731人、女性5万4258人)だった。
なお、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、試験場の密を避けるため、12月27日にも同試験は行われる。住宅新報では、1月5日号で本社解答番号と結果概要などを、12日号で再現問題と解説を掲載する予定だ。
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