地域の歴史的資源などをプロデュースして再生し、事業化するCatalyst(東京都中央区)は、静岡県西伊豆市土肥地内で300年の歴史を持つ建築物をフルリノベーションした複合施設「LOQUAT(ロクワット)西伊豆」を2021年4月1日にオープンさせ、これを核に、西伊豆の面的活性事業化として、新たな地方創生モデルづくりを開始する。
後継者不足のホテルや旅館などの事業承継や遊休状態の歴史的建築物の再生や活用を進める。事業性や投資採算が課題となる地方創生事業で、新たなビジネスモデルを創造し、地方創生と事業としての収益性の両立を実現するという。今回オープンした施設を軸として、近隣の空き別荘や空き家をプロデュースして収益化できるよう、従来手法とは違う「収益型サービス付き別荘」を開発する。また、地域食材の販売や近隣施設と連携した宿泊プランも企画していく。新施設の運営は、同社100パーセント子会社の土肥観光活性化(静岡県伊豆市)が担う。
