国土交通省は4月30日、21年1月の不動産価格指数(住宅、季節調整値)を公表した。10年平均を100とした全国住宅総合指数は117.1で、前月比は0.1%増、前年同月比は4.2%増。
内訳を見ると、住宅地については前月比0.4%減の102.1、戸建て住宅は同0.8%減の102.3、マンションは同0.3%減の157.0。いずれも前月までの増加から減少に転じている。
圏域別(三大都市圏)の総合指数を見ると、南関東圏は120.9(前月比1.3%増)、名古屋圏は112.1(同1.7%増)、京阪神圏は119.4(同1.5%減)。内訳では、住宅地は南関東圏と名古屋圏でプラスになったのに対し、戸建て住宅は全圏域でマイナス。マンションは京阪神圏でマイナスとなっており、京阪神圏における価格指数の下落が見受けられる結果となった。