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都心5区・大規模オフィス空室率は9カ月連続上昇 三幸エステート調べ

 三幸エステートが5月17日に公表した4月・大規模ビル(1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル)の市況調査によると、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)における空室率は9カ月連続で上昇し、前月比0.36ポイント増の2.57%となった。
 空室率の先行指標となる潜在空室率(現空床に加え、テナント退去前の募集床も対象)は15カ月連続で上昇。同0.32ポイント増の7.01%を計上した。7%台は14年6月以来のこと。
 一方、募集賃料(共益費込み、月額・1坪当たり)は12カ月連続の下落。同257円減の2万9039円となった。オフィス需要の回復は進まず、少ない需要の取り込みのために賃料引き下げの動きが広がっていると、同社は指摘する。