不動産テックのStudio LOC合同会社(東京都台東区、長田幸洋社長)は11月1日、賃貸住宅のオーナー向けにビッグデータと人工知能(AI)を使って満室経営戦略レポートサービスを始めた。賃貸オーナーはウェブ上で簡単に戦略レポートを無料で作成でき、物件に最適な入居者ターゲットをAIが推奨する。特許を出願中だ。累計1000万超のデータを基に「自動作成ロボ『参謀くん』」として提供する。
主な内容としては、地域ごとに人口動態や世帯、世帯収入、類似物件数、平均賃料、着工戸数、空き家などを独自のアルゴリズムから解析し、経営戦略を立案する。売り上げのシミュレーションもできる。同社と提携する賃貸管理会社から空室対策の提案を受けることも可能だ。引き続きデータの蓄積と精度向上でサービスの充実を図り、2022年初めには賃貸管理会社向けの営業支援サービスとしても発売する予定。