野村不動産、日立製作所、東日本旅客鉄道は、共同で鉄道の運行情報とワーキングスペース利用状況等を活用した新たなユーザー体験の実現に向けた実証実験を、2月3日から2月28日まで実施する。ワーキングスペースなどのデジタルサイネージへ運行情報を表示する「運行関連コンテンツ提供サービス」と、利用者の位置情報を加味して移動しやすいワーキングスペースの検索・予約情報の提供を行う「マッチングサービス」の2つのサービスを検証。実証実験を通じて、利用者ニーズやサービス性を調査、検証し、商用サービス化に向けて検討を進めていく予定だ。
「マッチングサービス」により、列車の時刻、ワーキングスペースの空席、予約などの作業が、利用者の状況に合わせて提案される内容を選択するだけで行うことできる。また、訪問先では、「運行関連コンテンツ提供サービス」により、遅延などの運行情報と、それに合わせた近隣店舗のクーポンがデジタルサイネージに表示され、ユーザは自身の状況に合わせて行動を選択することができる。
運行関連コンテンツ提供サービス設置施設は、H1T秋葉原、JR東日本ホテルメッツ秋葉原、秋葉原ダイビル。マッチングサービス連携施設は、H1T、新宿プリンスホテル、JR東日本ホテルメッツ秋葉原で、位置情報に基づく場所のレコメンドに関しては関東エリア内に限定する。マッチングサービスの対象者は、日立グループの従業員約100人。
