森トラストはこのほど、米国子会社を通じて、米国バージニア州北部に所在するオフィスビルを取得した。同物件は、オフィスビル 2棟(駐車場など含む)で構成され、整備予定のメトロ新駅から程近くの好立地。2 棟いずれも満室稼働であることから、安定的な不動産資産として運用を行う。
取得した物件は、首都であるワシントンD.C.とダレス空港を結ぶ幹線道路の近くに位置。当該エリアはダレス・テクノロジー・コリドーと呼ばれ、今後成長が期待されるテック企業やデータセンターが集積するハイテククラスターが形成されているほか、メトロの延伸工事が進み、その沿線では新規開発が多く実施されているなど、一層の発展が見込まれる。
同社は16年に策定した中長期ビジョン「Advance2027」における重点戦略の一つとして、最大2000億円規模の「海外不動産への投資」を掲げている。