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物流施設のESR、21年業績は過去最高 日本の運用資産4.5兆円

アジア太平洋地域で物流施設の運用などを手掛けるESRケイマン・リミテッドはこのほど、グループ連結決算(21年1~12月)が過去最高業績だったと発表した。売上高に相当する収益は3億8830万ドル(前年比4・1%増)となり、円換算ベースで401億円だった。グループの運用資産残高(AUM)は約4兆5340億円だった。このうち日本のAUMは約1兆740億円を占めており、アジア太平洋地域に対する投資は引き続き旺盛だとした。ESRの9つのファンドなどによる資金調達額も過去最高の約6675億円(同64・3%増)になった。

日本では、開発ファンド3号「ジャパン・ロジスティクス・ファンド3」の規模が1500億円に倍増となったほか、複数の投資家から約851億円の投資を受けて「ESRジャパン・インカム・ファンド」を設立し、2026年までに100億ドルを目指している。