イタンジ(東京都港区)は、同社で提供するリアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB」(イタンジ ビービー)を通じて、不動産会社向けに「子ども虐待防止」チェックリストの提供を始めた。認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークが推進する「子ども虐待防止オレンジリボン運動」の支援企業として、活動に参画する(写真はイメージ)。
不動産会社では、居住者からの目撃情報や家賃の滞納、ごみ屋敷など、子どもの虐待のサインや発生リスクに気づきやすい立場にある。そこで、不動産会社向けに「チェックリスト」を同NPOと協力して作成した(https://lp.itandibb.com/orangeribbon/)。これを機に同社では、運動の支援を推進していく。
厚生労働省によると、全国の児童相談所が2020年度に対応した18歳未満への虐待件数は20万件超で、過去最多を更新したという。2004年にも栃木県小山市内で幼い兄弟2人が死亡する痛ましい事件が発生しており、これを受けて同市で「オレンジリボン運動」が始まった。