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建設現場で活用できるカメラに位置情報特定機能を実装 セーフィー

 セーフィー(東京都品川区)は、インターネット環境を整えることが難しい場所でも電源だけですぐに稼働し、屋外に設置できるLTE搭載のクラウド録画型カメラ「Safie GO PTZ Plus」(セーフィー ゴー ピーティーゼット プラス)の提供を2023年1月上旬に始める。ズーム機能を備え、確認したい場所をピンポイントに撮影でき、カメラに位置情報特定機能も搭載した。今回のカメラは、同社の特別仕様として、ⅰ-PRO(東京都港区)と共同で開発した。
 従来の同社カメラ「GO PTZ」でも、確認したいところをピンポイントで撮影でき、大規模な現場で工程表に合わせて撮影画角を変更したい場合や、数10メートル先の状況を確認する建設・土木現場で活用できる。ワンクリックで見たい場所に瞬時にフォーカスできるプリセット登録を10カ所まで設定できる。今回、カメラの位置情報を地図上に表示できるようにした。多数台のカメラを活用する場合でも、各カメラの撮影位置を確認しながら周辺状況を含めて迅速に把握できるようにした。
 国土交通省は、2020年3月に建設現場の生産性向上や非接触・リモート化に向けて「遠隔臨場」を認める制度を施行し、2022年度に本格実施している。2022年5月には建設業法の見直しについてまとめ、ICTを活用することで建設現場を監督する監理技術者の配置基準を緩和する方針を示した。今後、建設現場のカメラの活用が一層進むと見られている。