3D(3次元)プリンター住宅メーカーのセレンディクス(兵庫県西宮市)は、セラミックス事業を展開しているAGCセラミックス(東京都港区)と、3Dプリンター住宅の開発に伴う技術・芸術の両面に関して、協業を開始した。AGCセラミックスが開発した技術面や芸術面でも優れた特徴を持つという3Dプリンター用のセラミック造形材「BRIGHTORB(登録商標)」に関して、内外装への適用の可能性を両社で検証していく。
従来もセラミックスは、工業製品の素材として様々に有用な特性が知られていたが、加工の難しさのため、あまり活用が進んでいなかったという。AGCセラミックスのセラミック造成材は、切削加工なしに複雑な形状でも製造できる。高精度に3D印刷ができるようにもなっている。造形後に質感を向上させられ、着色もできるため、3Dプリンター住宅にも有用と判断した。今後両社は具体的に実証する。
