三井不動産は、社内起業制度を食のプラットフォーム「mitaseru(ミタセル)」を4月から本格的にサービスを開始する。富裕層をターゲットにした試験的な取り組み。同社の商業テナントや有名な路面店などと提携し、料理を冷凍で全国に宅配で提供する。今後、提携店舗や料理を拡大し、住宅や商業施設など同社の物件での展開のほか、海外も含めた展開を検討する。
食材調達から調理人の確保、商品の製造代行までを担うのが特徴。商品は、提携した飲食店からレシピを共同で開発し、ミタセルは食材の調達や専門の料理人による製造、専用サイトでの販売を手掛ける。提携した飲食店は、レシピの提供や共同開発を行い、ミタセルから、一定ののれん代を受け取る。