阪急阪神不動産はこのほど、同社が大阪府茨木市で運営する賃貸マンション「クレセール南茨木」に1棟リノベーションを施し、「マインズ・コム南茨木」と名称を改めて供用を開始した。
同物件は阪急京都本線南茨木駅から徒歩7分の立地で、建物は鉄筋コンクリート造・7階建て、総戸数は70戸。70年3月竣工(築53年)で、00年に耐震補強を実施している。同物件の再生に当たっては、建て替えとリノベそれぞれの工事のCO2排出量を算定・比較。リノベの場合は建て替えと比べ、床面積当たりの排出量を約8割削減できると推計し、環境負荷の軽減も図った。
リノベーションは、同社がリフォーム事業で培った実績を基に22年9月に発足した自社ユニットの「阪急阪神スペースデザイン」が実施。共用部には入居者が利用できる「コミュニティラウンジ」や「カーシェアリングステーション」を設置したほか、エントランスに顔認証システム、専有部にスマートロックを導入するなどの「スマートアクセス化」も行い、入居者の利便性を高めている。
(写真) 新たに設置した「コミュニティラウンジ」