日鉄興和不動産はNSKREホスピタリティと共同で、訪日外国人や国内ファミリー客、グループ旅行客など、多人数でかつ長期の宿泊ニーズに応えたレジデンシャルホテル「&Here(アンドヒア)」の開発・運営に参入する。
同ブランドの1号ホテルとなる「アンドヒア東京上野」(客室数145室)は24年1月に竣工、同3月15日に開業する。開業に先立ち7月14日から宿泊の予約受付を開始した。客室の7割がファミリータイプとなっており、長期宿泊のためのミニキッチン、冷蔵庫、電子レンジ、ダイニングテーブル、ソフォスペースや和室などのくつろげる空間を提供する。
同ホテルは訪日外国人が多く集まる上野・不忍池南端に位置。上野公園を望むことができる北側エリア、江戸時代からの伝統工芸などを取り扱う老舗店が連なる南側エリアと、それぞれのエリアに合わせ客室のデザインを変えた。このほか1階にはホテルラウンジ、カフェに加えて個室ブースのシェアオフィスを設ける予定。最上階には不忍池を望むことができる露天風呂付大浴場を備える。
同社では上野に続き、東京2件、大阪1件で「アンドビア」ホテル開業のための用地を取得済みだ。
(写真)ホテルラウンジのイメージ