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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(9月1日~9月7日)

・官民の適度な緊張感が必要

・異業種の不動産開発本格化に注目

・変わらず人気高いトップ人事の記事

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 今週も三栄建築設計関係の過去記事がよく読まれる傾向にありますが、5位の「24社に是正指導、国交省がマンション管理業者へ全国一斉立ち入り検査(2023/9/5配信)」は、法律に基づく業者へのチェックです。是正指導されたマンション管理業者の割合は減少したようですが、法令の各条項への理解不足を指摘されています。ビッグモーターが代表例ですが、昨今、国の規制が絡んだ企業による不祥事が報じられています。形骸化しないよう官と民の適度な緊張感が必要ではないでしょうか。

 西武百貨店池袋本店のストライキが話題となりました。百貨店業界の厳しさを反映した動きと言えますが、1位の「高島屋G、初のPPP開発 東京都足立区と協定(2023/9/4配信)」は、大手百貨店グループが不動産事業の本格的な拡大を目指す動きとして注目されます。東神開発は、高島屋グループの百貨店店舗やショッピングセンターなどの開発を行ってきました。今回の開発と同じ沿線であるつくばエキスプレスの流山おおたかの森において、地域コミュニティ拠点を整備するなどディベロッパーとしての活動を活発化しています。

 有料記事ですが、「新社長に永嶋氏 イタンジ 11月1日付けで(2023/9/5号)」が8位にランクインしています。トップ人事は企業規模の大小にかかわらず、注目される記事だということを改めて感じさせられます。

 

アクセスランキングトップ10 (9月1日~9月7日)

1位 高島屋G、初のPPP開発 東京都足立区と協定
2位 新宿三井ビルで4年ぶりにのど自慢大会 優勝はPayPay銀行
3位 オープンハウスG、三栄建築設計を完全子会社へ 8月17日からTOB
4位 「学科」合格は4562人、合格率は16.2% 一級建築士試験
5位 24社に是正指導、国交省がマンション管理業者へ全国一斉立ち入り検査
6位 野村不、ベトナム・ホーチミンの大規模開発の最終街区販売開始
7位 地下鉄「さっぽろ駅」直結の北海道最高層の542戸が1年10カ月で竣工前完売 大和ハウスなど4社
8位 新社長に永嶋氏 イタンジ 11月1日付けで
9位 三栄建築設計が社長交代、創業者が暴力団への利益供与で勧告
10位 三井不レジ、神奈川・藤沢スマートシティで初のLCCMモデル住宅