マンション・開発・経営

デジタルツール活用の新築分譲で9割が効果実感 スタイルポート

 住宅の3D(3次元)コミュニケーションプラットフォーム「ROOV」(ルーブ)を開発・提供するスタイルポート(東京都渋谷区)は、新築分譲マンションの販売員109人を対象に2023年8月にインターネットで実施した「マンション販売における不動産DXの実態調査」の結果をまとめた。回答者の6割が接客・販売時に「デジタルツール」を活用していることが分かった。

 主に活用するデジタルツールは、「ウェブ会議システム」(複数回答可で回答者の63・2パーセント)、次いで「マンション販売専用資料・コンテンツプレゼンツール」「デジタルアンケート」「デジタルパンフレット」、住空間を3次元デジタル化する「VR・3DCG」と続く。
また実際に、「デジタルツール」の活用で回答者の9割が「効果を感じている」とし、また、8割以上がその活用によって「お客様の満足度が高い」と回答した。

 更に8割は、デジタルツールの活用や導入が「今後も進む」と前向きにとらえている。一方、デジタルツールの導入で不要になった販売資材・手法は、「説明用パネル」や「立体模型」を挙げている。