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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(10/20〜10/26)

・11月開業「麻布台ヒルズ」で新たな資源循環

・戸建て修繕費用は平均615.1万円

・23年度宅建士試験 合格ラインは37点か

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3本ピックアップしていきます。

 まずは、5位の「森ビル、11月開業の『麻布台ヒルズ』で、新たな資源循環の取り組み実施(2023/10/20配信)」です。不動産業でも新たな環境対応の動きが目立っています。近年の大規模再開発では、街づくりの中に持続性のある環境対応が取り入れられつつあります。同プロジェクトのように廃棄物について、テナント任せ、大家任せではなく、両者と来訪者を加えた3者が環境対応にそれぞれ責任を持つという考えがますます浸透していくことが期待されます。

 続いて7位の「アットホーム調査、戸建て修繕費用は平均615.1万円(2023/10/20配信)」です。戸建て派としては、戸建て住宅の修繕費が築30年超えで615万円というのが適正なのか、高いのか安いのかが気になります。参考にマンションの場合は、ある調査によると築約30年の平均月額相場は12,760円で、同額30年間の単純計算で約460万円になります。

 前週に続いて、合格発表を11月21日に控えた宅建試験合格予想ラインの関心が持続し、1位の「2023年度宅建士試験 全国23万3300人が受験 合格ラインは37点か(2023/10/17号)」ほか2本が入りました。宅建試験の専門サイトによると、各資格スクールや複数の宅建講師の予想ラインは35点から38点の幅があり、特に36点、37点に集中しています。35点の希望も捨てず、一人でも多くの受験者に合格してもらいたいです。

アクセスランキングトップ10 (10月20日~10月26日)