クアンド(福岡県北九州市)は、同社が開発・提供する遠隔支援ツール「SynQ Remote」(シンクリモート)をリニューアルした。専用アプリのインストールや事前登録が不要なゲストモードを新たに搭載したことで、協力会社や建設現場の職人、施主、顧客などの社外関係者とのつながりを容易にできるようにした。
同ツールは、双方向の指差し確認が可能なポインタ機器や、騒音環境でもやり取りができる音声文字起こしチャットなど、現場業務に特化した各種機能を搭載している。
スマートフォンで使え、現在、大東建託などの建設不動産業や、電気・鉄道関連のインフラ業、安川電気やカワサキロボットサービスなどの製造業で利用されているという。
今回搭載した新機能では、遠隔にいる管理者や技術者に確認したい問題が発生した場合に、すぐに現場に貼ってあるQRコードを読み込むことでグループ通話に入室できる。
事前登録済みの複数の技術者が持つスマートフォンやパソコンにそれが通知され、応答できる技術者が容易に通話に入れるようにした。
また、リアルタイムの映像上で双方がポインタを出し合いながら問題点を共有できる。テキストや描画での指示を書き込める写真や動画を証跡として残した上で、通話を完了できる。更に今回、衣服に着脱できるウェアラブルカメラとの連携も可能にした。