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CO2削減で物流拠点・店舗に太陽光発電の設置 安田倉庫、ニトリ

 安田倉庫(東京都港区)は、CO2(二酸化炭素)排出量の削減に向けた取り組みの一環として、2020年に竣工した同社の「Landport東雲・安田倉庫」(東京都江東区東雲)に太陽光発電設備を設置し、運転を開始した。同設備で発電した電力を同社・東雲営業所で自家消費することで、年間90トンのCO2の削減に貢献する。

 一方、Sustech(東京都港区)は、ニトリホールディングス(札幌市北区)の店舗と物流拠点の屋根上に設置した太陽光発電設備で、Sustechが開発運営する「分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用し、当該拠点向けだけではなく、余剰電力を余すことなくニトリグループのほかの拠点への電力融通の取り組みを始めた。

 再生可能エネルギーがニトリグループ内で最大限に循環して活用される仕組みを構築し、本格稼働を開始した。各店舗のほか、大型物流拠点などに順次に太陽光発電パネルを設置して全国規模で太陽光発電インフラの構築を推進する。また、ニトリグループの海外展開に合わせて導入の拡大も検討していく。