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24年度の優良木造推進事業でサンケイビルなど17件採択 国交省

 国土交通省は7月9日、24年度「優良木造建築物等整備推進事業」として計17件のプロジェクトを採択したことを発表した。木造化に向けた先導的な設計・施工技術を導入する「先導枠」プロジェクトや、炭素貯蔵効果が期待できる中大規模木造建築物の普及に貢献する「普及枠」プロジェクトに対する支援事業。今年度は4月1日から30日まで募集を実施し、「先導枠」で提案数2件中の2件を採択、「普及枠」で提案数16件中の15件を採択した。

 「先導枠」として採択されたのは、サンケイビルの「神田川美倉橋 都市型建替木化プロジェクト」(東京都千代田区、9階建て、事務所)と、東京海上日動火災保険の「(仮称)東京海上ビルディング新築工事」(同、地上20階地下3階建て、事務所・集会場・店舗・診療所)。いずれも、混構造による中高層ビル建設のための設計・施工技術や耐火性能などが評価された。

 「普及枠」として採択されたプロジェクトと提案者名は以下の通り。

 「MC榴岡3512PJ」千葉産業▽「(仮称)戸田市新曽南二丁目計画」進学研究会▽「(仮称)習志野市奏の杜 介護施設新築工事」三代川浩一▽「(仮称)大京町計画 新築工事」小瀬川浩義▽「(仮称)洗足池プロジェクト」東京建物▽「山一ビル島根1建替計画」アリックジャパン▽「(仮称)日野市万願寺 介護施設新築工事」清水栄一▽「港区麻布十番二丁目計画」櫻木興業▽「(仮称)東3丁目計画」東京アセットソリューション▽「PRISM2Project新築工事」S&Sエステートコンサルティングサービス▽「(仮称)鎌倉ヒロ病院建替計画」医療法人光陽会▽「(仮称)藤沢市石川 介護施設新築工事」亀井雅樹▽「(仮称)ハート・向田町建設工事」アシスト▽「Casa Albero新築工事」安藤ハウジング産業▽「(仮称)南区向野プロジェクト」オートバックスセブン

(画像) 先導枠で採択されたサンケイビルの「神田川美倉橋 都市型建替木化プロジェクト」完成イメージ