Pick Up!
- 三菱地所レジがAIによる商談支援システムの実証実験
- 大手ハウスメーカーの6月受注(金額ベース)は好調に推移
- スカイコートの周年記念企画にフィギュアスケーターの高橋大輔氏が協力
1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。
まずご紹介したいのは、5位の「三菱地所レジ、年齢関係なくトップ営業に、『AI×商談』実証実験(2024/7/26配信)」です。新築分譲マンションの販売において、AIを活用した営業プラットフォームを導入し、効果を検証する取り組みです。近年注目度の高い「AI」と、事業者の普遍的な関心事である「商談」という2つの要素の組み合わせで、多くの読者の関心を引いたようです。顧客との会話から議事録を自動作成するほか、推奨する会話内容をAIが提示するなどして、見出しでも取り上げた「新人であってもトップセールスが可能」との効果を掲げています。成果のほどは今後の実験結果を待ちたいですが、不動産業界でもこれまで一般的だった、経験に基づく個別性の高い営業手法から、客観的なデータと分析を重視した体系的な営業スキルへと移行する流れは、今後も加速していきそうな様子です。
続いては、4位の「大手住宅メーカーの24年6月受注金額 全項目で住林が二桁伸長 6社が『注文』前年上回る(2024/7/23号)」です。集計対象とした10社のうち、6社で戸建て注文住宅の受注金額が前年を上回りました。また、戸建て分譲住宅についても好調な様子が表れています。直近では、持ち家の新設住宅着工戸数が2年以上にわたって前年同月比マイナスとなるなど、分譲も含めて戸建て住宅の苦境が続いているものの、今回の受注速報では大手ハウスメーカーの順調な業績がうかがえました。各社とも、市場動向を踏まえた各種対応策に取り組んでいますが、やはり一棟当たりの単価が高水準で推移している点が、受注金額アップの主要因のようです。
最後に、「創業55周年企画で写真コンテスト、審査員に高橋大輔氏 スカイコート(2024/7/23配信)」です。1969(昭和44)年に創業し、投資用マンション事業を主力とする同社の周年企画であり、20年に開始した「みんなの笑顔企画」の第5弾という位置付けです。50周年の際に立ち上げた「D-colorプロジェクト」のトータルコーディネータでもある高橋さんが、今回の特別審査員も務めることになったこともあって、多くのアクセスを集めて今回のランキング1位となりました。
※次回は、2024年8月14日(水)配信予定です。