大和ハウス工業は7月15日、大阪市住之江区でコールドチェーン(低温物流)に対応した冷凍冷蔵設備を全館に導入するマルチテナント型物流施設「DPL大阪南港Ⅰ」を着工した。竣工は26年7月15日の予定。
「DPL大阪南港Ⅰ」は、阪神高速湾岸線「南港中IC」から約1キロ、「南港南IC」から約1.1キロ、大阪メトロ南港ポートタウン線南港口駅から約に位置する敷地3万4372.20平方メートルに、最大10社のテナントが入居できる延べ8万5799.87平方メートルの5階建てを建設する。名古屋市まで約180キロと、約2時間半でアクセスできる立地から、近畿はもちろん、広域輸送拠点として機能できるほか、国際物流ターミナルが整備されている大阪湾に位置し、関西国際空港や神戸空港を利用できる立地であることから、海路・空路輸送への対応も見込む。総事業費は約580億円。
同社は、近畿圏でも高まる冷凍冷蔵仕様の物流施設ニーズへの対応を推進。7月31日には、大阪市此花区に、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応できる、延べ11万5989.48平方メートル・8階建ての「DPL大阪舞洲」を竣工する。