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東急リゾーツ&ステイにAI建物管理システム THIRD

 THIRD(東京都新宿区)は、AI(人工知能)技術を活用して不動産管理業務向けとして同社が展開しているAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」を、東急リゾーツ&ステイ(東京都渋谷区)が全国で運営するホテル「東急ステイ」の全31店舗向けに提供を始めている。

 同システムの導入によって、東急リゾーツ&ステイは、月間当たり10パーセントの業務工数の削減効果を得ているという。

 これまでは、東急リゾーツ&ステイでは不具合が発生した場合、同社本社や各ホテル、協力会社の3社間でその報告、修繕見積もりのやり取り、進ちょく状況の管理を電話やメールなどの様々な方法で行っていたため、最新情報の所在や誰が対応中なのかが分からず、業務負荷ともなっていた。

 同システムを導入したことで、不具合内容を集約でき、対応状況をリアルタイムに連携されるため、上記の課題感を解消できている。

 また、同システムを用いれば、修繕が必要な場合に、協力会社への見積もり依頼や発注も行え、進ちょく状況もすぐに分かり、事業の発生から修繕の完了まで迅速に対応できている。

 今後は、これまでは各ホテルで実施・管理していたインスペクション(客室内の点検)でも、同システムの活用を推進していく。