ワンノブアカインド(東京都港区)は、同社運営のマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを基に、2024年7月の全国市区町村の「中古マンションの相場」に関する調査結果をまとめた。中古マンション価格ランキング第1位の「東京都港区」は、先月までの1億2000万円から更に高騰し、1億3000万円を突破した。
同調査は、坪単価をベースとして、70平方メートルの価格に換算した「中古マンション価格」と、価格ランキング上位20位までの過去10年間の価格推移や1年前からの価格上昇率を表す「騰落率」をそれぞれランキングして発表している。
中古マンション価格ランキングの全国市区町村トップは、「東京都港区」の1億3517万円だった。第2位は、「東京都中央区」の1億1681万円で、3カ月連続で1億1000万円を超えた。第3位は、「東京都渋谷区」の1億792万円で、4カ月連続で1億円を超えている。
東京23区以外でもっとも価格の高かった市区では、「川崎市中原区」の5955万円で、全国ランキングでは第14位だった。
首都圏以外では、全国66位の「名古屋市中区」の3409万円がトップで、次いで、全国16位の「大阪市北区」の5876万円、全国99位の「広島市中区」の2744万円、全国59位の「沖縄県那覇市」の3565万円となった。
一方、中古マンション価格の前年に比べた「騰落率」で見ると、第1位は、「東京都中央区」のプラス32・61%で、70平方メートル換算の推定価格は前年比で約2873万円上昇した。