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スマートシティ推進で包括的連携協定 TIS・大阪府阪南市

 TISインテックグループのTIS(東京都新宿区)と、大阪府阪南市(水野謙二市長)は、包括的な連携協定を締結し、スマートシティの推進や地域が抱える課題の解決、テクノロジーの活用などの相互協力を2024年10月11日に始めた。

 同市は大阪エリアの南部に位置する。2022年5月には内閣府により、持続可能な開発目標の取り組みに期待ができるとして、「SDGs未来都市」に選定されている。ただ、都市部や関西国際空港にも近い好立地ながら、認知度不足などを背景に観光誘客につなげられていない課題感を抱えているという。

 そこで同社は、同社が提供している360度実写観光メタバース(仮想空間)アプリ「Buralit」の提供や、大阪・関西万博を契機として、観光事業やSDGsの推進など、同市での取り組みを広くPRして発信する。交流人口や関係人口を拡大させ、テクノロジーの導入でスマートシティの推進を図っていく。