マンション・開発・経営

大和ハ、フロリダで初のホテル、インターコンチネンタルと共同開発

 大和ハウス工業はインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)と、米国フロリダ州オーランドで10月7日(米国時間)、ホテル開発プロジェクト「イーブンホテル アンド ステイブリッジスイーツ オーランド ユニバーサルブールバード」(総客室数288室)の起工式を実施した。同社による米国のホテル開発は今回が初めて。

 IHGとの協業による開発プロジェクト。事業主はフロリダ州中央部のオーランドに所在する敷地8082.5平方メートルに延べ1万8640.5平方メートルの7階建てを建設。IHGのビジネス利用向けの「イーブンホテルズ」(客室120室)と旅行者向けの長期滞在型の「ステイブリッジスイーツ」(客室数168室)の2つのホテルブランドを1棟に集約する。

 オーランドは「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」や「ユニバーサル・オーランド・リゾート」をはじめとした複数のテーマパークが点在するほか、「ケネディスペースセンター」や複数の博物館、300以上の湖などが所在。23年度の観光客数が7400万人に上る全米1位の観光都市であるほか、同ホテルの周辺には全米最大級の展示場「オレンジカウンティコンベンションセンター」が立地するといったエリア特性から、ビジネスから観光まで幅広い利用を見込む。

 周辺のテーマパーク来場者の利用を想定し、「ステイブリッジスイーツ」はキッチンや家電を備えた客室を備えるなど、複数での長期滞在できる仕様とした。また、共用部には、約1200平方メートルの大型コンベンションルームやトレーニングルーム、屋外プール、アスレチックスタジオなどを設ける。竣工・開業は26年8月を予定している。