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記者が解説 住宅新報web週刊ニュース記事(10月15日~10月21日)

Pick Up!

  • 今年も実施速報を始め、宅建試験関連記事は圧倒的アクセス数
  • YKK APが中国で市場開拓等図る新たな製造拠点
  • 都心好立地の住宅販売は争奪戦の様相、価格も上昇続く

 1週間のランキング・トップ10から記者が気になる記事を3つピックアップしていきます。

 まずは1位、「2024年度宅建試験10月20日実施、合格ライン36点前後(2024/10/20配信)」です。例年、宅建試験の実施記事は住宅新報webとして最上位の閲覧数を誇りますが、今年も実施速報記事も配信直後から急激なペースでアクセスが増え、集計期間終盤の配信開始ながら圧倒的1位となりました。なお、2位は「24年宅建試験直前チェック 重要ポイント 総まとめ 権利関係編 法令上の制限編 宅建業法編(2024/10/15号)」、3位は少し前の記事ですが「24年度宅建試験 受験申し込み30.1万人 『士』として初の30万人超(2024/9/3号)」と宅建試験関連記事が上位を占めており、改めて関心の高さを実感します。なお、試験内容の詳細等を解説した紙面記事「2024年度宅建士試験 合格ラインは36点か 難解な出題少なく基本的知識問う傾向(2024/10/22号)」も配信されていますので、併せてご覧ください。

 次にご紹介するのは、4位の「YKK AP 中国・江蘇省にアルミ形材製造拠点を新設(2024/10/16配信)」です。住宅設備・建材の国内大手企業が、中国に26年稼働開始予定の工場を新設するという話で、その戦略に注目が集まりました。同社は99年から中国で事業を展開しており、今回の投資額は約79億円相当で、中級市場の開拓等が狙い。国内住宅市場の縮小が続く中、海外事業は住宅関連企業にとっても重要な分野となって久しいですが、中国はリスク・リターン関連など難しい判断を迫られる面もあるエリアだけに、業界内外から動向が注視されている様子です。

 最後に、紙面記事から8位にランクインした「沸騰するマンション・戸建て住宅価格 一番手を蹴落とす争奪戦 東京の人気立地 販売下り坂論は不在(2024/10/15号)」です。複数の取材を通じて探った、都心住宅市場の分析・レポート記事です。一部では「首都圏の住宅販売は下り坂」との声もあるようですが、都心好立地などではその様子はない模様。実際のところ新築・中古共に販売は極めて順調で、資金力のある買い手が積極的に資金を投じていることから、引き続き価格の上昇も続きそうな状況です。具体的な需給や販売価格の動向、買主の属性の変化などについても詳報しているので、ぜひ本記事をご覧ください。

 

 

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