東急不動産と東急コミュニティー、ソフトバンク、SynapSpark (シナプスパーク、東京都港区)の4社はこのほど、データを活用して自律的に進化し続けるスマートビル「Autonomous Building(オートノマスビルディング)」の実現に向けて、AI(人工知能)とデータ連携基盤を活用した次世代ビル管理に関する基本協定を締結したと発表した。
東急不動産が運営し、ソフトバンクが入居する「東京ポートシティ竹芝」での実証を継続するとともに、東急不動産の本社である「渋谷ソラスタ」でのビル管理業務の最適化に向けた実証を2026年に始める。これらの実証では、IoTセンサーや防犯カメラでごみ箱に捨てられたごみの量やトイレの利用状況、人の行動、人数などのデータを取得し、AI で分析することにより、東急コミュニティーが実施する清掃・警備・エネルギーマネジメントなどのビル管理業務を最適化することで、オフィスワーカーや来館者、ビル管理者にとって快適で便利な空間の提供を目指す。