SREホールディングス(東京都港区)は、同社が展開するSaaS型業務支援クラウドブランド「SRE CLOUD」シリーズの新たなプロダクトとして、賃貸管理業界向けに2024年9月に提供を開始した「SRE AI賃料査定CLOUD」の各種機能を紹介するセミナーをオンラインで開催した。
新サービスは、全国の分譲・賃貸マンションやアパートに対応し、賃料相場の推移などの市場情報や周辺情報を含めた最大30ページ超の査定書を短時間で作成できる。適正な賃料を不動産オーナーに提示するために実施するAI(人工知能)を活用した賃料査定や提出する査定書の作成業務を効率化するほか、管理業務の受託や契約の更新も支援する。
同社のシリーズブランド「SRE CLOUD」を導入活用している4000社を超える不動産会社からの要望の声を受け、また、同社自体で手掛ける賃貸管理事業で培った管理業務や賃料査定業務のノウハウを反映している。
当日のセミナーで、同社の新井智貴氏は、「当社独自の価格推定エンジン技術に強みがある。自動作成できる査定書は各社の運用に合わせた修正や項目の追加のカスタマイズも可能で、設備を追加した場合の賃料変動の調整額を加味した査定書も容易に作成できる」と紹介した。
同社では今後、別途提供している「SRE AI査定 CLOUD」と連携させることで、AIで査定した賃料を用いて収益物件の売却価格査定を可能にするよう両サービス間を連携する。