長谷工コーポレーション(東京都港区)は12月3日、運営する賃貸マンションプロジェクト「サステナブランシェ本行徳」におけるGREENリノベーションの取り組みが「令和 6 年度気候変動アクション環境大臣表彰」(先進導入・積極実践部門、緩和分野)を受賞したと発表した。同表彰は、気候変動対策の推進に顕著な功績のあった個人・団体をたたえるもの。
「サステナブランシェ本行徳」は、90年竣工の千葉県市川市に立地する地上5階建てマンション。既存マンションの価値向上と新たな住まい価値創造を目的とし、既存企業社宅を賃貸マンションに全面改修し建物運用時のCO2排出量実質ゼロを実現したプロジェクト。「GREENリノベーション」として、オール電化改修と非化石証書(再エネ指定)の導入や屋根・外壁・バルコニー手すりへの太陽光発電設備の設置、純水素燃料電池の採用、余剰電力のセントラルエコキュート活用といった取り組みを実践し、マンションの非化石エネルギー活用の可能性を追及している。
なお、改修による強化外皮基準(UA 値)と、ZEH-M Oriented相当の一次エネルギー消費量とすることでBELS認証を取得している。