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契約書レビューシステムに法務の知識や知見を登録可能に リセ

 リセ(東京都千代田区)は、同社で展開しているAI(人工知能)で契約書の内容をレビュー(精査)する契約書レビュー支援AIクラウド「LeCHECK」(リチェック)に新たに、企業の法務部門が契約書をレビューする際に不可欠な情報資産を登録・活用できる「参考契約書」機能を実装し、2024年12月23日に提供を始める。法務業務の効率化と、質の高い契約書のレビューを支援する。

 企業の契約締結業務では、それぞれの業界特有の条項や各社独自の規定、契約交渉の経緯など、契約に関する重要な知識や知見が蓄積されている。それらの「情報資産」は、契約書のレビューにとって不可欠となっている。ただ、これまでは、そうした情報資産を活用するには、対象となる情報や契約書の検索、条文の確認、文書の比較的などに時間や手間が掛かっていた。また、情報が社内に分散して集約化されておらず、業務の属人化や非効率につながっていた。これらの課題感を新機能「参考契約書」が解消する。

 今回の新機能を活用し、企業の法務部門が蓄積した情報資産を同システムに登録することで、契約書のレビュー時に瞬時に活用できるようになる。登録情報を部署間や全社的に共有することで、法務業務の効率化などを実現できる。