東京建物(東京都中央区)は3月6日、マルチテナント型物流施設「(仮称)T-LOGI仙台」の着工を発表した。同物件は敷地面積約1万8400平方メートル(約5570坪)、延べ床面積約4万2300平方メートル(約1万2800坪)で、同社の環境配慮型物流施設「T-LOGI」シリーズとしては東北エリアで初となる。
仙台東部道路と三陸道「仙台港北」ICから約2.6キロメートルに位置し、東北道や常磐道などを経由することで東北地方、更には首都圏への長距離配送拠点として活用が可能。更に仙台駅まで約13.6キロメートル(車で約28分)と、仙台市内への配送拠点としても優位性のある立地という。他の「T-LOGI」シリーズと同様に、屋上に設置した太陽光パネルで発電された電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する。
また、建物内で消費しきれない余剰電力については、仙台市内で東京建物が所有するオフィスビルに送電する。今回の物件はこうした自家発電・自家消費の仕組み等により、環境に配慮した施設の証である「BELS」最高ランクである「ZEB認証を取得する予定だ。