政策

東京都が「住まいの室温」実態調査 持ち家居住者の半数にストレス

 東京都は8月27日、既存住宅における省エネ改修促進施策の一環として7月に実施した、「『住まいの室温』に関する実態調査」の結果を公表した。対象は全国の戸建てまたは分譲集合住宅に住む20~80代の男女1400人。調査結果は都のホームページで公開している。

 同調査結果によると、持ち家に住む人の計50.6%が「室内が暑すぎて/寒すぎて耐えられないと思った経験がある」(「頻繁に感じる」「たまに感じる」)と回答。室温によるストレスで感じる体調・健康への悪影響としては、「睡眠の質の低下」が20.0%で最も多く、特に中高年以上の年代では悪影響を感じている人の割合が高い傾向が見られた。

 他方、断熱リフォームを実施した人に改修工事実施後の快適性について尋ねると、「室温が一定に保たれるため、快適に過ごせるようになった」と感じる人は、「非常に感じる」17.5%、「ある程度感じる」58.0%で合計75.5%に上り、大半の人が断熱リフォームの効果を実感している様子が確かめられた。

(図表) 東京都公表資料より抜粋