不動産フランチャイズチェーン「ERA LIXIL不動産ショップ」を展開するLIXILイーアールエージャパン(東京都中央区、田島純人社長)は1月22日、毎年恒例の「ERA新春経営トップセミナー」をオンラインで開催し、全国のERA加盟店経営者、経営幹部が参加した。
田島社長は本部報告として、ERAが今年設立40周年を迎えること、新型コロナウイルスなど急激な社会変化にも対応できるフランチャイズを目指すことを発表した。そのために、(1)ブランド強化、(2)ノウハウ共有、(3)人材育成という3つの重点方針を実行し、ERA本部が加盟店の羅針盤になることを目指すとした。
具体的には、ウェブへの重点投資によってユーザーへの発信力、コミュニケーションを強化し、加盟店の地域ブランドづくりをサポートすると共に、ノウハウの体系化を強化する。更に各種研修を拡充し、加盟店経営者の人材育成の負担軽減と、従業員スキルの向上に寄与する考えだ。田島社長は「3つの重点方針を持ち、40年変わらぬ『チームERA』の精神で共に成長を続けよう」と呼び掛けた。
このほか、同セミナーでは特別講演も行われた。東京カンテイ市場調査部上席主任研究員の井出武氏は「コロナ禍における不動産市況と今後の見通し」をテーマに、リクルート住まいカンパニー「SUUMO」編集長の池本洋一氏は「コロナ禍の住まい探し変容とイマドキ20代研究レポート」をテーマに、それぞれ講演した。