総合

〝こども研究所〟を設立 シリーズ・SDGs実現に挑む クリエイト礼文・目標3ほか

 「ユニテハウス」ブランドをメインとした注文住宅事業や不動産事業を手掛けるクリエイト礼文(本社・山形市、大場友和代表取締役CEO)は「山形こどもSDGs研究所」を設立し、未来を担う子供たちを見守る取り組みを進めている。活動第1弾「こども健やかプロジェクト」では、山形市やLIXILなどと連携して今夏、市内の保育施設4カ所に日よけを寄贈した。目的は2つ。1つは地球温暖化で異常気象への対応が課題となる中、体温調節機能が未発達な幼児の健康を守り、快適に過ごすことができるようにするため。もう1つは、地球環境に関する学びの場にしてもらうためだ。

 同社は、住宅会社として省エネ性能向上などに注力。更に地域の環境を維持する方策を検討する中で、「本当に大切なのは地域の未来を担う子供たちの健やかな成長を見守りながら、子供たちに地球環境を守ることに興味関心を持ってもらう〝教育分野〟だ」と考えた。今回の日よけを設置した保育園施設の子供たちにも、「環境を大切にする学びの一歩にしてほしい」(同社)という。

 このプロジェクトを通じて、SDGsの目標3(すべての人に健康と福祉を)や目標4(質の高い教育をみんなに)、目標7(エネルギーをみんなに、そしてクリーンに)などの5つの目標を実現していく。

 来年度以降も、新たなアイデアを募りながら活動を発展させていく計画だ。