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エフセキュア セミナー サイバー攻撃が増加 

 エフセキュア(フィンランド・ヘルシンキ、日本法人・東京都港区)は、中堅・中小企業向けに、端末機器への〝不正アクセス〟などを検知して、的確に対応できる「EDR製品」の導入で失敗しない選び方の重要ポイントを解説するセミナーを10月6日に開催し、ウェブで配信した。

 テレワークの働き方が広がる。社外から社員がリモートで社内にアクセスする結果、巧妙化したサイバー攻撃の被害も増えている。最も多いのは、コンピューターウイルスを感染させて金銭を要求する「ランサムウェア」で、次に、標的を絞り機密情報を窃取するケース、在宅勤務などの〝ニューノーマル〟な働き方の環境を狙った攻撃がある。

 自宅の端末が攻撃された場合には、企業のIT担当部門の即時の対応が難しく、それが被害を一層拡大させ、「攻撃は〝一瞬〟でも、被害の発見までに数カ月、平均197日が掛かる」と説明した。

 また、商流が緻密につながる「サプライチェーン」を背景に、企業規模の大小に関係なく被害が発生しており、「復旧までに、理想は数日間だが、実際は平均69日間も掛かっている。攻撃性能の高度なツールを誰でも容易に入手できるようになり、従来の一般的なウイルス対策ソフトでは、検知が困難になった。事業の継続性の観点からサイバー攻撃を〝前提〟とした取り組みが必要」と指摘した。

 「EDR製品」は、攻撃の検知と対応を迅速にでき、導入では、「既存のセキュリティサービスとの互換性や検知の性能、遠隔操作や自動応答などの反応の機能性、導入コストを比較すること」と説明。そこで、これら場面に有用という、同社提供のEDR製品でクラウド型プラットフォーム『F―Secure Elements』を紹介した。