「一年の計は元旦にあり」ということわざがある。物事を進めるには、計画は最初にしっかり立てるべきという意味で、戒めの意味合いも含んでいる。年が明けておめでたい気分でいる中では、やや辛口のことわざだ。
▼語源は中国の故事に基づくものだそうだ。計画を立てることを苦手と思う人もいるだろう。編集子もその一人だが、中には計画をしっかり立てることが好きな人もいる。立てた計画をきっちり守り、計画通りに進めて目標を達成する素晴らしい人だ。
▼「計画倒れ」という言葉があるように、計画はしっかり立てたけれど、うまくできないことも往々にして起きる。特に、昨今のように変化が激しい中では、計画そのものの意義を問われることも多くなった。新型コロナのような人類規模の想定外も3年目に突入する。
▼「終わりよければすべてよし」ということわざもある。物事は結果がよければ、その過程での失敗は問題にならないという意味で使われる。トライ&エラーの重要性が認識される昨今であれば、こちらのことわざのほうがしっくりくるのではないだろうか。西洋の表現が由来というのも面白い。
▼中国と西洋と世界を動かす2つの勢力のはざまで我々日本はどう振る舞うべきなのか。最初に計画を考え、計画の失敗を気にせずに学び、結果がよければすべてよしとする。そううまくいくことを願う年の初めだ。