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パーク&ライド実験 芝浦工大 鎌倉で

 芝浦工業大学と、鎌倉市(松尾崇市長)は、『パーク&ライドの利用促進に向けた実証実験に関する協定』に基づく実験に2月1日に着手する。

 既存の駐車場に停めた後に公共交通機関に乗り換えて観光してもらう取り組み。同大学(土木工学科モビリティ・インラフ研究室)が開発したアプリ『スイスイ旅』を活用し、経路などを提示して、利用実態などを検証する。

 来訪検討者は自宅などから同アプリを使い、鎌倉市内で観光施設が集積する鎌倉駅や長谷駅周辺エリアの施設を目的地として、経路を検索できる。パーク&ライド用駐車場の位置情報、徒歩や車利用時の目的地への経路、出発地から帰宅先までの経路や所要時間などが分かる。協賛店や寺社で受けられる割引サービスの詳細情報も得られる。

 今回の実験では、パターンごとの立ち寄り場所などの行動変容や利用者の属性、消費した金額などをアンケートやスマートフォンのGPS(全地球測位システム)機能などのデータを基に検証する。

 交通渋滞の緩和など、交通需要マネジメント施策の参考とする。実験参加モニターを6月30日まで募集している。