森ビルが11月18日に発表した26年3月期中間決算は、麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズステーションタワーの賃貸収益の増加などが寄与し、増収増益となった。営業収益、営業利益、経常利益は前年同期に続き、いずれも中間期としては過去最高を更新した。
セグメント別に営業収益を見ると、主力の賃貸事業は1246億円(前年同期は1159億円)だった。既存ビルの稼働率は95%で、増額改定も進む。分譲事業は麻布台ヒルズの住宅分譲が貢献し708億円(同594億円)、ホテルなどの施設営業は251億円(同231億円)でいずれも好調だったが、海外事業は中国でのオフィス需給バランスの崩れを受け、129億円(同133億円)にとどまった。
通期業績も、期初の想定通り、営業収益、営業利益、経常利益のいずれも過去最高となる見込み。
森ビル
決 算 26年3月 期中間
営業収益 2,290億円 (9.7%)
営業利益 681億円 (29.6%)
経常利益 636億円 (27.2%)
当期利益 436億円 (30.1%)
予 想 26年3月期
営業収益 3,950億円 (2.4%)
営業利益 850億円 (0.8%)
経常利益 790億円 (0.5%)
当期利益 510億円 (1.0%)




