注目のマンション

注目のマンション 第3回 大成有楽不動産「オーベルグランデュオ千住大橋エアーズ」

 京成本線「千住大橋」駅では、駅南口前を中心に現在大規模複合開発が進行中だ。

 駅前には、複合商業施設が来春オープン予定。公園や医療機関、住宅など生活機能が集積し、電柱を地中化して緑の並木を整備した美しいひとつの「町」に生まれ変わる。町の名を「ポンテグランデTOKYO」という。

 そのポンテグランデ内には、いくつかの集合住宅が計画されている。最も早くできたのが大成有楽不動産の「オーベルグランディオ千住大橋」(2012年竣工)で、今回紹介するのは、その第2号物件である「オーベルグランディオ千住大橋エアーズ」だ。

 モデルルームを訪れて、収納がたっぷりあるのが目についた。マンションの収納は7~8%が普通だが、このモデルルームは約11.7%もあるという。

 その中身にも工夫がみられる。例えば、玄関収納は幅と奥行きを増やして棚板をセットバック。扉裏にスリッパや傘がかけられるし、靴自体の収納量も豊富だ。

 これは「オレンジ収納」という名のオーベルオリジナル商品で、玄関・共用・洋室などの収納はすでにいくつかの物件に採用され、今回から新しくオレンジキッチンも登場した。

 大成有楽不動産では、入居者やウェブでのアンケート結果をもとにワーキンググループを発足し、メーカー等と連携してオリジナル商品を開発している。実際にモデルルームを訪れたファミリー、特に奥様からの評価が高いという。

 また、エリア1号物件を手がけていることも強みで、入居者からアンケートを募り、指摘された改善点をエアーズに採用するなど、その土地に生活する人の声を生かした商品づくりが可能となった。

 さらに、1号物件の入居者の協力を仰ぎ、エアーズ検討者が直接町の住み心地などの話を聞くことができるイベントなども予定しているという。

 「オーベルグランディオ千住大橋エアーズ」は京成本線「千住大橋」駅徒歩4分、地上15階、総戸数280戸で、予定最多価格は3900万円台。竣工は14年12月中旬を予定している。