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横浜市 太陽光発電・HEMS推進でオリックスを代表事業者に選定

  オリックスはこのほど、横浜市の「横浜グリーンパワー」(YGP)2011年度モデル事業において、実施代表事業者(共同実施者11社)に選ばれた。

 YGPは、低炭素都市の実現を目指す「横浜スマートシティプロジェクト」の中核となる、太陽光発電システム(PV)や家庭内エネルギーマネジメントシステム(HEMS)の導入を推進する事業。民間のノウハウを生かし、市民の導入費用の一部を補助するものだ。事業者として応募したのは、オリックスを含め全体で5グループだった。

 オリックスは、事業が始まった2010年度も実施代表事業者に選ばれた。2010年度は実施期間が3カ月間だったため、市が掲げた目標数字は上回ったが導入実績は66戸にとどまった。2011年度については、都筑区のみだった対象エリアを西区、中区、青葉区、金沢区にも広げ、1000戸に導入したい考えだ。なお、対象は戸建て住宅で、補助金額はPV新設+HEMS新設が20万円、HEMS新設(PV既設者向け)が10万円。

 なお、横浜スマートシティプロジェクトでは、2010年度から5年間、市内で27MW(メガワット、約9000戸の住宅に相当)のPV、4000戸のHEMSの普及を目指している。