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虎・六再開発、非常用発電導入し想定使用電力の85%を供給

 森ビルはこのほど、来年竣工予定の「虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区)で、停電時に都市ガス(中圧ガス)による自家発電で電力を供給できる非常用発電システムを導入することを決めた。都市機能の維持と入居企業の事業継続性を高める観点から、今後、竣工予定のプロジェクトで非常時の電力供給の更なる強化に取り組むとしている。
 従来の一般的なオフィスビルが、避難用照明や換気、消火設備などの保安負荷のみを対象にした非常用発電設備による電力供給にとどまるのに対し、同事業に導入予定のシステムは、ガス供給が停止しても重油貯蔵タンクの増強により同量の電力供給が継続でき、想定最大使用電力の約85%を供給できるという。