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「阿部野橋・タワー館」がグリーンビルディング初のプラン認証に 日本政策投資銀行

 日本政策投資銀行(DBJ)はこのほど、近畿日本鉄道が2014年春のオープンを目指して開発している高さ300メートル、地上60階建ての複合ビル「阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)」(大阪市阿倍野区阿倍野筋一丁目1番43号)に対し、「DBJ グリーンビルディング(Green Building)認証」の全国初のプラン認証を実施したと発表した。
 同認証制度は、ビルの環境性能、防災・防犯や不動産を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請に配慮した不動産の普及促進を目的に、同銀行が独自のスコアリングモデルにより評点化を行い、時代の要請に応える優れた不動産を選定・認証するもの。併せてビルオーナーのオペレーションに対しては、金融機関としてIR・CSR面、財務面でも支援する。同物件で初めてとなった「プラン認証」は、竣工前の物件の開発計画を元に、環境性能やテナント利便性、その他オーナーや物件関係者との間で予定されている様々の取り組みをスコアリングし、その開発計画である「プラン」について認証した。
 審査では、最新技術を導入し優れた環境性能を持つ、鉄道7路線と直結したアクセスの良さ、百貨店やホテルなど複数のオフィスサポート施設を導入、美術館や屋上庭園など文化的でゆとりのある空間を提供し新たなワークスタイルを創造している、周辺地域と協働したまちづくりなどの点を高く評価し、最高位の「プラチナ認証」を付与した。