東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、3大都市圏における中古マンション価格(70平方メートル換算)をまとめた。それによると、首都圏では東京23区が全域的に弱含む一方で、近畿圏都市部の価格は堅調に推移していることが分かった。
首都圏(2975万円)は前月と同値。前年比(0.5%上昇)は2カ月ぶりにプラスに転じたものの、5月以降3000万円を下回る状態が続く。都県別では、東京都(3835万円、同0.2%下落)が5カ月連続下落。このほか埼玉県(1908万円、同0.8%上昇)と千葉県(1893万円、同0.6%上昇)がそれぞれ値上がりしたが、前月に2.4%と大きく下落した千葉県の戻りは鈍い。
近畿圏(1827万円、同0.9%上昇)の連続下落は4カ月でストップ。府県別では大阪府(1895万円、同1.1%上昇)の価格が1年ぶりに1900万円台に迫る勢いだ。兵庫県(1781万円、同1.6%上昇)も5月(1789万円)の水準まで値を戻しつつある。
中部圏(1516万円、同1.0%下落)は引き続き下落。愛知県(1558万円、同1.8%下落)の下落率も徐々に拡大している。
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