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都市部で高額物件流通、改善傾向強まる 中古マンション価格天気図 東京カンテイ

 東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた7月の中古マンション価格天気図によると、天気模様が前月から改善した地域(7)が悪化地域(5)を上回り、安定傾向が強まっていることが分かった。
 「晴れ」は8地域(前月比1減)、「薄日」は12地域(同1増)、「曇り」は10地域(同3増)。一方で「雨」は10地域で前月と変わらず、「小雨」は7地域(同3減)だった。
 天気が改善したのは青森県(1352万円、前月比3.9%上昇)、宮城県(1332万円、同3.5%上昇)、大阪府(1895万円、同1.1%上昇)、島根県(1637万円、同2.2%上昇)、徳島県(1125万円、同2.8%上昇)、高知県(1399万円、同4.4%上昇)、長崎県(1481万円、同1.4%上昇)など全国に散らばり、築浅などの高額物件が都市部に集中して流通する傾向が見られる。反対に、岩手県(1284万円、同6.3%下落)、山形県(1238万円、同4.6%下落)、福島県(1246万円、同1.6%下落)、愛知県(1558万円、同1.8%下落)、奈良県(1182万円、同3.4%下落)の5県で悪化。これらの地域では都市部と郊外部を問わず、価格が弱含んだ。