関東南部を地盤とする住宅メーカーのスズコー(横浜市旭区、岩倉春長社長)は、再生リフォーム事業を本格化させる。同社が新築で採用している、日本で唯一換気扇を使用せずに空気環境を浄化する仕組みとして国土交通省の特別大臣認定を取得した「通気断熱WB工法」を、リフォームに応用。瑕疵(かし)保険や、住宅ローンと同等の金利条件などが適用されるリフォームローンを含めたワンストップサービスとして提案していく。
同社は2002年に、WB工法による健康住宅「呼吸する家」の供給を開始した。シックハウス発症の心配がほぼないほか、省エネ性能の高さも特徴。この技術を再生分野にも生かそうと、「まるで新築君」の名称でこのほど事業を開始した。
「子育て世帯こそ広い持ち家が必要であるのに、平均年収は下がる一方で新築住宅の取得が難しい」と話す岩倉社長。「情報発信さえうまくできれば需要は十分にある」と見て、事業体制の確立を急ぐ方針だ。
(http://www.suzukoh.co.jp/)
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