国土交通省は、第三者が客観的に住宅の検査・調査を行うインスペクションに関するガイドラインの検討に入る。中古住宅流通市場の活性化に向けて、消費者の住宅の質への不安を解消するためなどのツールとして期待がかかるインスペクションについて、適切なサービスの提供を促すことなどが目的。検査人の質や検査・調査の項目、方法などの在り方について検討し、消費者やインスペクション事業者向けの指針取りまとめを目指す。
国交省は指針の検討に向けて、「インスペクションは中古流通の中での重要性が認識されている一方で、現状、利用方法や機能などが様々。まずは実態把握を進めたい」と話している。指針の取りまとめ時期は未定。