シービーアールイー(日本本社:東京都港区浜松町)は5月23日、「不動産投資に関するアンケート」の最新調査結果を一部発表した。不動産投資家に対して四半期毎に実施しているアンケート調査で、今回は4月に実施し161人から回答を得た。
それによると、今期、東京主要部の各セクター(オフィス、賃貸マンション、商業、ホテル、倉庫)の期待利回り(NOIベース)は、前期(2012年1月調査時)と比べ、オフィスが2期連続の横ばい(下限4.30%~上限4.60%、平均4.45%)、賃貸マンション(ファミリータイプ)が4期連続の横ばい(下限5.50%~上限6.00%、平均5.75%)だった。商業(下限4.50%~上限4.90%、平均4.70%)、ホテル(下限6.50%~上限7.00%、平均6.75%)、倉庫(下限5.80%~上限6.30%、平均6.05%)の3セクターは低下した。いずれのセクターでも、低下幅は5~10べーシスポイントと僅かで、かつ上限値か下限値の一方のみの低下にとどまった。
また「オフィス」の期待利回りについては、大阪は下限値が10べーシスポイント低下、上限値が5ベーシスポイント低下の下限6.40%~上限6.75%、平均6.58%。同じく名古屋は下限6.60%~上限7.00%、平均6.80%で横ばいだった。
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